国語力と算数

2006年3月29日
最近思うのは、国語力がすべての勉強の基礎になっているって事ですな。
物を考える時も、すべて言葉で考えをまとめるし、人からの説明を理解するのも、すべて言葉。
勉強をするときは必ず国語力がつきまといますね。
俺は算数数学を教えることが多いのだけど、算数できない子は、たいてい国語もダメ。
ある程度算数ができる子も、国語ができなくても計算問題をやるだけとか低学年のうちはいいが、受験算数や論理的思考力が必要な所では、必ずつまづきます。
図形の問題や文章題なんて特にそう。
なので、国語だけは必ず早いうちから対策を打っておくべきですね。
あとは、きれいに図をかけるかとかも、図形の問題や、受験算数の線分図や面積図といった所で差がでますね。
絵本を読んで聞かせたり、お絵かきをやったり、という遊びのようなところでも、大切な意味があるわけですな。

俺が担当している、算数国語ができない子も、今日テストをやらせてみたら倍近い点数を取れるようになってきています。前が低すぎたっていうのもあるけどねw
しかし子供は驚くほど成長する生き物だなーと、いまさらながら実感。
ここ数週間で、見違えるほど変化が見られます。
それもこれも、毎日少しずつの勉強の積み重ねがあるからかなー。

その子には、一週間の予定表を渡して、この日はこの宿題をやりなさい、と細かく指示を出し続けました。
最初はやってこないこともしばしばあったんだけど、だんだん分かってくるとやるようになってきて、わからないような所にもチャレンジするようになってきています。
ポイントは、復習課題を中心に与えること。その子ができそうなことを少し多めに出してあげること。
できもしない宿題を与えても、やる気がでなくなる原因になるだけだからね。
分かることが増えてくると、やる気が出てきていることがはっきり分かるほど変わります。
このへんは、個別指導のいいところかな?

勉強の一番のポイントは、家にいるときにどういう勉強をさせるか、という事なんじゃないでしょうか。
小学生のうちは、やっぱり親が細かく勉強法や勉強時間を管理する必要があると思います。
子供のうちは、できる子できない子にかかわらず、このへんの管理が甘い。
きちんと管理するためには、親が見本を示す必要があると、最近思います。
子供は、何をするにもきちんとした行動パターンが確立していないので、いい見本が必要なんですな。
いい見本を与えてあげていれば、子供はそれを吸収して、いい行動をとるようになるはずだと思います。

算数ができない俺が担当している子は、何かを考える時の思考パターンが合理的にできていませんでした。箱の中にいくつボールが入るのか?という、大人なら誰でもできる考え方が全くできていない状態です。
親の責任を問い詰めるわけじゃないんですが、一つ一つの考え方の基礎を細やかに教えてあげられるのは、親しかいないと思います。
俺にできるのは、せいぜい週一回1時間半程度の指示だけですからね〜。正直たかが知れてます。
専門性が必要な分野を補足してあげる、程度のことしかできません。

ま、俺の言ってることは絶対に確実というわけでもないけどね〜・・・。
参考程度にどうぞ〜

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